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フリーランスとして生計を立てるまでに必要だった5つのこと

2020/9/2(最終更新:2021/08/16)

フリーランスとして生計を立てるまでに必要だった5つのこと

「プログラミングやWEBデザインをある程度勉強したので、フリーランス(もしくは副業)として実務を始めてみたが、なかなか思うように仕事(報酬)が増えない」
なんてこと、フリーで飯を食っていくことを決めて早々に直面する壁ではないでしょうか。
事実、僕がまさにそうで、白状するならまともに勉強すらせずに始めてしまったので、それはそれは苦労しました。

仕事のスキルを磨きたい、そのためにまずは実績を増やしたいところなのに、実績がないために仕事をなかなか受注できないという負のループに陥ります。
もちろん、スキルに自信があっても実績がないとやはり仕事というのは増えにくいものです。
やっと自分の元に回ってきたと思った仕事も、ボランティアなんじゃないかと思うような報酬額でこなす日々。
おまけに最初は制作に時間もかかってしまうので、時給に換算するのも野暮なほどの割りの合わなさを感じたことをある人もいるでしょう。

今日はそんなフリーランス・副業を始めたばかりのあるあるに悩むWEB制作者に向けて、そんな時こそ心がけてほしいことをシェアします!

トラブルシューティングは必ずメモる

コーディングの作業で行き詰まることがあると、ネットで検索して解決法を調べることが多いかと思います。
特にプログラミングを始めたばかりにつまづくようなトラブルは、同じ経験をしている人が多いこともあり、その答えのほとんどはネット上に既にあったりします。
もちろん、分からないことは調べるという発想自体は悪くないのですが、何でもかんでもすぐに調べてしまう癖が出てきてしまうと、気がついたら同じ問題について何回も調べているということが起きてしまいます。
そこで、一度調べた内容は必ずメモを取り、記録として残すこと。(この場合メモは、紙媒体ではなくEvernoteやメモ帳など電子媒体の方が検索やフィルタリングができて便利)
記録として残すというこということは、それだけでいつかまた同じ壁に突き当たった時に調べる手間が大幅に省けるし、メモを取る作業で記憶として強くインプットされるので、結果的に調べる回数も減ります。
調べたものを全てメモを取るとなるとそれだけで作業量が膨大になってしまう場合もあるので、せめて同じトラブルで2回以上調べた件だけメモを取る、というルールでも良いかと思います。

汎用性の高いコードはテンプレ化する

実際の業務としては一つとして「同じサイトを作る」という案件はないかと思いますが、初期設定やレイアウトの調整、ループなど、部分的に同じソースが使い回せるシーンは多々あります。
実務を何回かこなしてくるようになると、どういったソースが頻出なのかもわかってくるので、よく使うソースコードはテンプレートとして雛形化しておくことで、毎回記述する手間も省けるし、コーディングミス防止にもなります。
例えばWordPressのテーマを制作する際は、真っ白なファイルにソースコードを書き始めるのではなく、よく使うソースコードなどがあらかじめ記述された状態のテンプレートファイルを用意しておくと良いでしょう。
特にsassに関しては、あらかじめ関数化しておくことで、大幅に記述時間を削減することができます。
僕も今後役に立ちそうな関数や変数に出会った時は、自分用のsassファイルに追記して、今でも日々テンプレートを更新し続けています。

作業時間のログをとる

自分が行った作業は、案件ごと(できれば作業内容ごと)にログを取るべし。
エクセルなど計算ができるツールで計測すれば、案件(作業)ごとの所要時間も簡単に計算できるし、自分が行った作業の時間効率の実情についても知ることができます。
これは、見積もりを出す際に時間単価を把握しておくために役に立ったり、時間効率が悪い作業や案件を洗い出すことで、作業効率の改善を検討する大事な機会にもなります。
もちろん、対策を実施した後に作業効率が改善したことを確認し、モチベーションを上げることにも大事。

断られそうな案件でもギリギリまで粘る

フリーランス、あるいは副業で始めたばかりでまだ実績が少ない時期は、なかなか1件の仕事の依頼を取るのも難しい。
実際に僕も、依頼の相談などはあっても、提案や見積もりのやりとりを進めていく中で断られてしまうケースもはじめは少なくありませんでした。
どうせ断られてしまうなら見積もりの作成やメールの返信すら時間の無駄なんじゃないと思った時もあったけど、今振り返ると結果的に断られてしまった案件の相談にも得られるものはたくさんあったように思います。
むしろ断られる案件ほど、自分に足りない物が隠されていて、自分が成長するきっかけになると思います。
コミュニケーションの練習だと思って、初めはたくさん相談を受けて、たくさん断られましょう。
そこから、クライアントが求めるものや、自分に足りないものをたくさん得られるでしょう。
そして真摯に対応し続ければ、いつかまた別の機会でその方から仕事をもらえることもあるかもしれません。

日常生活で良いと思ったデザインはお気に入りに保存する

より良いものを作るためには、たくさん引き出しを持っておくこと、そしてその引き出しをいつでも開けられる状態にしておくことが大事だと思います。
これはWEB制作の現場においては、クライアントの要望に対する提案力だったり、デザインのクリエイティブさ、技術力にも当てはまると思います。
業務以外でも、日常生活で見て良いと思ったサイトは積極的にお気に入りに入れて、ネタをストックしておきましょう。
デザインに対する目が肥されながら、クライアントへの提案力に一役買ってくれるはず。

最後に

僕自身は、これらに気づくのに時間がかかってしまったけど、今振り返って「あの時やっておけばよかったな」という想いも込めて語っております。
「仕事を増やす」には実績や信頼、営業能力や人脈も必要になるので、もっと難しい話になってしまうかもしれませんが、今回は「いつか仕事が増えた後に必ず生きてくるもの」という視点でアイディアを挙げてみました。
不遇に感じる時期にも、こうしたちょっとした心がけやひと手間で、将来の財産になるような機会はたくさんあると思うので意識してみてはいかがでしょうか。

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